2008年10月27日

フォーカス・リーディング

寺田昌嗣著
PHP研究所 1100円(税別)
初版: 2008年8月

なにやら、いかにも自己啓発っぽい本を書くのはひさびさな気がします。
ポイントとしては本の背景はアドラーの「本を読む本」と同様に、読書にはTPOというものがあるということをベースに、それでは速く読む時にはどうするか、という技術的なものを述べた本です。
まずこの本の主張のポイントとしては、まずはこの読書のTPOについてです。読書には時間、目的、状況に応じて読書をするということを述べています。またタイトル的には一見、”速読≒多読”を進めていそうなのですが、実際には著者は”速読も遅読も”必要という立場で、意外と遅読の重要性についての強調もしています。


実際に速読については練習問題などもあり、何かしら気づきがあるかもしれません。この本を読んで”速読できるようになる”のかはよく分かりませんが、ある程度読書習慣がある人でも何がしかの気づきがあるのではないでしょうか。

基本的にこの本で述べているのは読書時の姿勢と目の動かし方についてです。実際に自分でも流して読む時には、目の動きが字に追いつかないことがあり、練習というのもアリだろう、と思いました。


他人の感想を読んで:

http://keiz077.blog43.fc2.com/blog-entry-37.html
この本がコンビニにあるとは恐ろしいことです。ちなみに1ヶ月100冊読むより1冊を定着ということは大いに同意です。ちなみに私が最近読書傾向を変えたのはこの本を読んだ影響です。


http://blog.livedoor.jp/sakusakupocky/archives/50269774.html

逆にいえば「目的が達成できるんだったらすべて読まなくてもいい」ということになりますね。

1.本から学びたいことを目的として設定し、
2.その目的を達成するために本を「使う」

ことだと理解しました。表現としては「読む」じゃなくて「使う」の方が近い気がしました。
「読む」って考えるとついつい「読んじゃう」ので。「使う」と思っていた方がより読書に対する態度がぶれないかと。

これは真実だと思いますが。読書家には悲しい結末ですね。情報氾濫なのか、マーケティングの時代のせいなのか、読書の悲しい本質がバレてしまったということでしょうか。
もちろん、”No book, No Life.”というモットーを持つ人には、人生の一冊に注力しないといけないという免罪符(?)がありますが。


http://d.hatena.ne.jp/pyon3/20080926

あくまで、自分にとって相応しい内容かどうか考えてから本を選ぶ。
それが「フォーカス・リーディング」の第一歩のようですよ。

そうそう、そうそう。
あれ?寺田氏の本のポイントは体育会系の練習法でしたよね?僕も含めて、他の方もTPOについてより強い印象を持っていますね。このTPO論はアドラー本と同じ主張をしてるだけだったのですが...それを寺田氏が速読を媒介に布教(←ちょっと言葉が悪い)しているといった構造がありそうです。
 
posted by 山崎 真司 at 21:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 自己啓発

2008年07月14日

強く、生きる。

渡邉美樹著
サンマーク出版社 1800円(税別)
初版: 2008年6月

ビジネスブックマラソンというメルマガのこの記事を読んでなんとなく読んでみました。
ちなみにワタミで有名な渡邉氏の単行本を読むのは初めてです。日経ビジネスストラテジーとハーバードビジネスレビューを定期購読しているので、たぶんその辺で、雑誌の記事は何度も読んだことがあったのです。逆に、ある程度は氏のインタビューなどを読んでいたので、本を読みまでには至っていなかったのですが、この本は他の本とちょっと違いそうなので読んでみました。


この本は簡単に言えば渡邉氏の人生論の本です。「いかに生きるか」のみを語った本といえます。


夢を持つことが大事、また夢はかなえることよりも「追いかける」ことが大事といったことを述べています。このあたりは日本ではよく「道」として語られることでしょうか。

このようなことを渡邉氏のような実績のある経営者(経営者というより実業家というべきか?)が述べているのがポイントなのでしょうか。
読んだ時のチェックを後で読み返したのですが、圧倒的にプロローグが面白かったです。自己啓発本好きはプロローグだけでも(場合によってはプロローグだけを)読んでみることをオススメします。


他人の感想を読んで:

http://kaigima.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_abc8.html
 

生きる、とは動詞であるということ。
生きるとは意思を持った行為であるということ。

こちらの方(儀間さん)は書評というよりもシンプルに感想を述べているといったところでしょうか。上の通りの本だと思いました。


http://ameblo.jp/ligaya-partners/entry-10111309657.html

本書を読んで、めまいがしているくらいでは、
まだまだ私も本気で生きていないのかもしれません。
「死ぬほどの努力」「神が応援したくなる生き方」をしてないのかもしれません。
もっと、強く生きるべきなのかもしれません。

誰も否定できないような文章で、この本を表していますが、儀間さんの感想と同じような感想でしょうか。この本はタイトルの通りの本で、ビジネスの本ではありません。渡邉氏という(カリスマ)経営者の思いの背景や人生観について述べただけの本なのです。
 


 

posted by 山崎 真司 at 23:35| Comment(1) | TrackBack(0) | 自己啓発

2008年05月05日

ビジネスEQ

ダニエル・ゴールマン著
東洋経済 2200円(税別)
初版: 2000年6月


EQはビジネスにおいて必要な素質でしょうか?

この問いに対して、「必要だ」ということに同意しない人はいないと思います。


一方、EQは高いがIQが普通な人と、IQが高いがEQが普通な人では、どちらが有利でしょうか?私は、最初、このような問いにはIQが高いがEQが普通な人の方が有利と考えていました。それはEQが高いと、例えば相手を叱らないといけない状況で相手に共感して叱れなかったり、といったことがあると考えていたからです。

しかし、このビジネスEQを読んでいくと、どうやらEQというのは共感や自分の感情をコントロールすることだけでなく、リーダーシップ、自分の決めたことを行う力、グループや企業の目的に貢献する、といったことも含む広範な概念のようです。
このビジネスEQでは、EQを「性格」、「人格」、「ソフト・スキル」、「コンピテンス」といった人間に備わる才能の新しい呼び名としていますが、読んだ印象としては「自分もしくは相手の感情に影響を与える全てに関わる能力全般」といった感じでしょうか。


それではEQとIQのどちらかが有利なのでしょうか?EQの定義を上記のような非常に広い概念と定義すれば、EQの方がIQよりも必要な能力ということになるかと思います。


またEQについては、向上可能な能力と定義しています。IQが向上可能かどうかはともかくとして、EQが向上可能というのは良いニュースでしょう。


本書では、EQ向上のためのポイントとして

・自分の能力が向上することを信じる(モチベートする)
・目標をブレイクダウンして行動に落とす
・訓練を進めてもどんどん学習が進むわけではないことを受け入れる
・学習結果をフィードバックする(例えば実感として向上していなくとも、ブレイクダウンした行動自体を確認してモチベーションを高める)
・外部からのポジティブな評価を行う

といったことを述べています。果たしてこの学習方法がどれほどの効果があるか分かりませんが、EQを高めることは役に立つことです。むしろ、「人格」や「ソフト・スキル」の向上ということではは、人によっては人間として道を修める(≒人生)と言えるかも知れません。


他人の感想を読んで:
古い本のせいか、言葉が一般的なせいか、ほどよい書評が見つかりませんでした...

posted by 山崎 真司 at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発

2008年04月07日

ストレスフリーの仕事術

デビッド・アレン著
二見書房 1500円(税別)
初版: 2006年6月


内容:
サブタイトルは「仕事と人生をコントロールする52の法則」となっています。著者のデビッド・アレン氏はGTDという仕事術を提唱している方で、この本もGTDの説明本となっています。GTDというのはGetting Things Doneの略です。

これは
1.「やりかけの仕事」を全部書き出す。
2.1で抽出した仕事から、やる仕事を選び出し、とる行動を決める。
3.1→2についての行動を信頼できるシステムで管理して、定期的に見直す。
といった方法です。

ここでのポイントとしては2つあり。まず1つめには、書き出す時に”全部”書き出すことです。この全部がポイントとなります。
2つめには、見直しです。この見直しも1,2時間程度かけてきっちり行うことです。


感想:
基本的には、”頭で覚えておくことを減らす”ことで、仕事に集中できることを目的とした仕事術であるGTDの解説本です。仕事をしている中でも、「細かいことはすぐやる」癖ができてたり、「とりあえずメモする」癖ができてる人はあんまり要らない本かもしれません...

本の形態としてはアレン氏が書いた52のコラムを1冊にまとめたような本といった感じです。GTDというもの自体は非常にシンプルな仕事術ですので、理解自体はすぐできると思います。また、52のコラムといったことで、何かしらの気づきがあるような形態の本になっていると思います。

個人的におっ、と思ったのは、
・GTDといったシステムが必要なのは、このようにすることで緊急でなく重要な仕事を洗い出すため。
・急な空き時間ができた時に、することのリストが必要。
といったところです。


他人の感想を読んで:
http://motofji.tea-nifty.com/books/2006/12/post_5294.html

さて、本書だが、メールマガジンをまとめただけなのか、節のタイトルと内容が一致していない。内容も体系だっていない。欧米のビジネス書にしては珍しい。著者が空手をやっているためか、記述が東洋的だ。
 GTDを理解したい人は、本書の204ページ以後だけ読めば十分だ。

 

全くこの通りです。GTD自体は非常にシンプルなので、それだけでは1冊の本にするほどの内容はありません。そして、内容がバラバラなのも同意です。
読みながら「海外のビジネス書って、東洋の武術をやっている著者多いなー」とは思ってましたが、東洋的とは気づきませんでした。


http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004530.html

同じように、「やるべきこと」のリマインダーが行き当たりばったりのいい加減なものであれば(パソコンにポストイットを貼り付けたり、机に伝言メモを置いたり、椅子にメモを貼り付けたり)、忙しさにかまけて、ついついいちばん簡単なことにとびつき、忙しいふりを続けることになる。
 

忙しいふり....よく見ます。そしてよくやります。気をつけます。そうですよね。
 
このような忙しいフリの排除という視点は持ってませんでした(読んでてもスルーしてました)。あと、まだ忙しいフリをしてしまってます。まだまだGTDが身についていないようです。


http://blog.busondera.com/?eid=410965

あくまでも参考書で、各自の仕事に対して万能かつ魔法の本では決してなく、具体的ハウツー本ではないでしょう。むしろ概念的、哲学的で、ある意味抽象的とも言えますが、仕事を片付けるという考え方のヒントを知るという点でとても有意義な本だと思います。値段も手頃です。
 
僕は逆に、具体的な本で、比較的魔法の本と思いながら読んでました。(狼男を倒せる)銀の銃弾はみんな持ってるのに使ってないのではないか、というのがぼくの思想です。それよりも、ともかく”ヒントを知る”ということで有意義な本というのはとても同感です。


 

posted by 山崎 真司 at 21:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 自己啓発

2008年02月03日

ザ・シークレット

ロンダ・バーン著
角川書店
初版: 2007年10月

内容:
2006年に出版された本の翻訳で、”全世界で860万部突破!”だそうです。帯には

「プラトン、ダ・ヴィンチ、シェイクスピア、ガリレオ、アインシュタイン・・・」歴史に名を刻んだ錚々たる偉人たちが手にしていた「偉大なる秘密」!!
とあります。内容は「引き寄せの法則」というものの紹介で、これは人間は意識したものを引き寄せてしまう、という法則です。この法則は「ベンツが手に入ること」を意識していれば、ベンツが手に入るといったような法則です。ただし、この法則には2つのポイントがあって、一つは「真剣に信じていること」です。もう一つはマイナスのことを意識するとそれも引き寄せてしまうことです。例えば、「太りたくない」ことを意識していると何故か太ってしまうのです。


感想:
知人に勧められたので、アマゾンで購入したのですが...こういう本ですか。本の想定は超かっこいいのですが、あまりにスピリチュアル。スピリチュアルというか、ニューサイエンスってヤツですか?

最後にある登場者たちの経歴に、「風水」とか「スピリチュアル形而上学」とかいう文字があったり、なんか「講演家」がいっぱいあったり、例の中でやけに有名人の言葉が引用されていたりと怪しさ爆発です。あ、でも、なんか最近この「引き寄せの法則」が流行ってるんですよね?本屋でいっぱい見ました。
突っ込みどころはいっぱいあるのですが、それはともかくとしてポジティブに読んでみました。これはフィッシュ哲学の影響ですね。ちなみにフィッシュ哲学というのは、アリー・マイラブのリチャード・フィッシュの考え方で、「前向きに!」ということです。
さて、読んで気になったところ
事前に一日を思案することが、どれほど大切か
感謝をすることこそ、あなたの人生により豊かさをもたらす方法です


他にもいろいろありますが、基本的にはポジティブシンキング、これまで言われてたポジティブシンキング本と唯一違うのは、「**とならないように」ということにも注意を向けるなということでしょうか。あ、でも、メンタルタフネスやスポーツ心理学系の本でも「**とならないように」ということに意識を向けるなということはよく言われてますね。

私個人としては、この辺はパレアニズムやフィッシュ哲学の影響を受けてるので...ただ、ポジティブ哲学については、「信じる」ことのリスクはあまりないので、「引き寄せの法則」を信じること自体はアリだとは思いますが....
ただ、これで儲かるのはこういう本を出してる人や、そういう講演してる人だというのが若干ムカつく構造なのですが、その構造に気づいた賢い人が儲けてるわけだし、それでハッピーになれる人がいるなら、まぁ、いいんでしょうか。


他人の書評を読んで:
たぶん、スピリチュアルな人達のページがいっぱいヒットするので、検索する勇気が持てず:-)

 
posted by 山崎 真司 at 20:18| Comment(1) | TrackBack(0) | 自己啓発

2007年12月23日

成功の9ステップ

ジェームス・スキナー著
幻冬舎 1900円(税別)
初版: 2004年2月

内容:
「7つの習慣を日本に広めた」ジェームス・スキナー著のいわゆる自己啓発本です。”9つのステップで簡単にあなたも自己実現”みたいな本です。

決断→学習→健康→感情→目的→計画→行動→改善→リーダーシップ
という9つのステップになっています。


感想:
某読書会の課題図書だったので買ってみました。そうでなければ、この金色のふちどりで著者の写真がドーンという本は買わなかったのですが...

内容ですが...既読感満載の本です。健康の章以外は、全てどこかで読んだ話という感じです。まぁ、この手の自己啓発書は全て二次創作、三次創作といった感じですので仕方ないでしょうか。健康の章は食事に気をつけることや、運動を進めています。食事については酒のみでなく、コーヒーや紅茶も駄目。そして肉は駄目で、乳製品もNGと、正直一人暮らしでは不可能で、かなりストイック(←宗教的)な生活じゃないと難しそうです..
それ以外の章であったこととしては、とりあえずフィッシュ哲学にのっとって”前向きに”捉えてみて、いくつかやってみました。
とりあえず、ハートレートモニタ付の腕時計を買ってきて(1万3千円くらい)、週3で走ることにしました。また、人生の目標というのが3,5年後というものしかなかったので、もうちょっと具体的なものも決めてみました。


他人の書評を読んで:

http://touzaemon.cocolog-nifty.com/tzmn/2007/04/9_c0e4.html
あまり内容について述べてませんが、
>(買うのが気恥ずかしいような気もするし…(笑))
というのを字を変えているあたりに親近感が...


http://www.breview.jp/2004/03/9_by_.html

こちらの方は非常にポジティブにこの本を捉えていて、健康の部分の食生活も含めて受け入れています...私は食生活については、「そういう考えもアリでしょうが」としか受け入れられませんでした。うーん。
また「正確さのモデル」ということで、抜けている情報は何か、ということを分析して取得しましょう、ということを書いています。これは、以前、フランクリン・コビーの何かの研修で同じようなことを聞いてましたが。


http://blog.mag2.com/m/log/0000094236/90252235.html

こちらを読んで、思ったのは、
「・教えれば、学ぶ!」
読んでいて記憶にもあったのですが、他人に何かを教えるというのは現在の私の生活のルーチンには入っていません。著者がセミナー講師を仕事しているせいで、このように書いているという気もしますが、教えることの有用性は直感的にもありますので、他人に教えるような仕組みを入れないといけないですね..
 
 
posted by 山崎 真司 at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発

2007年11月08日

時間の波に乗る19の法則

アラン・ラーキン著
サンマーク出版 1400円(税別)
初版: 2007年10月

内容:
「全米300万部突破のロングベストセラー!」だそうです。ちなみにアメリカでは1973年出版です。

1章 時間管理と人生の黄金律
2章 「新しい時間」見つけ方、「いらない時間」の見きわめ方
3章 人と自分を幸せにする時間の使い方
4章 「まずはひとかじり」スイスチーズの法則
5章 なまけぐせを断ち切る意志力を養う

とあり、各章がそれぞいくつかの”法則”からなっています。


感想:
この本は帯の「全米300万部突破のロングベストセラー!」だけにつられて買いました。でも、よく考えたら、国内で「100万部突破のベストセラー!」なんて本があったら絶対買わないんですよね..

そして、帯が長くてでかい今風の装丁です。さらにサンマーク出版。この辺の広告センスがサンマーク出版と、昔からある一部出版社の違いでしょうか。
元々が古い本ということもあり、この本で書かれていることのほとんどはどこかで読んだことがあることでした。逆にいえば、とてもよくまとまっている本ともいえます。ポイントとしては、

1.最初に「ノー」と言ってしまう
いや、自分だけでなく...そして、日本人だけでなく....アメリカ人もノーとは言えないのですね...

2.A1の行動を少しでもやろう
優先度が高いものをやろう、ということです。

この本との関係は分かりませんが、以前Aタイムという概念をどこかで読んだことがあります。要は「自分しかできないことでやるべきこと」といったことでしょうか。人に頼めることは全て頼みましょう、「自分なら1時間で出来るのに頼むとその人が3時間かかる」って?「ふーーん、じゃよろしく」という態度です。これをしないと仕事が超大量に降ってくる所ではいくら仕事しても終わりませんし...
おっと、脱線ですね。優先度重視です。


他にもいくつかありますが、基本的にはドラッカーの本を本で考えたり、チーズだったりカエルだったり、世界一**を売った営業さんの本に書いてあるようなことばかりですので省略です。

ただし、この本は本当によくまとまっているなという感じです。おかげで、モチベーションも上がりました。
 
posted by 山崎 真司 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発

2007年10月27日

ビジネスマンのための「発見力」養成講座

小宮 一慶著
ディスカバー携書 1000円(税別)
初版: 2007年9月

内容:
経営コンサルタントの小宮氏が、物事の”みどころ”を捉えるために、「発見力」を鍛えるための本です。

1.見えているようで、何も見えていない
2.関心と仮説でものが見える
3.たとえば、こんなふうに見えてくる!
4.見える力を養う方法
5.ものが見える10の小さなヒント

の5章からなっています。


感想:
ディスカバー携書という初めて聞くシリーズの新書です。これが新書ブームというヤツでしょうか。実は、ディスカバー携書の実力把握のためもあって買ってみました。ほぼ表紙買いです。ちなみに、この本は帯が、表面の70%くらいあります。最近はこういう長帯の本が流行ってますねー。

ポイントとしては、
・深く見ないと見えないことがある。
・分解して見る。類型との差異を見る。
・仮説を持って、本質に迫ろうとすること。そこから発見する。

といったところでしょうか(上記は私の解釈)。
 
 
posted by 山崎 真司 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発

2007年10月14日

パーソナルブランディング

ピーター・モントヤ、ティム・ヴァンディー著
東洋経済 1800円(税別)
初版: 2005年6月

内容:
”最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す”本とのことです。以下の5部構成となっており、自分ブランドを作るとどう有利かということを述べています。ターゲットとして、個人事業主や、数人の会社の社長といったあたりとなります。

1.パーソナルブランドとは何か
2.あなたのブランドは何か?
3.ブランディング戦略
4.パーソナルブランドのための最強ツール
5.自分のパーソナルブランドを12ヶ月で構築する


感想:
「ブランドに注力することで、こちらから売り込む手間を減らしましょう」、「ターゲットを絞りましょう」という内容の自己啓発書です。

「あれ?それって、当たり前では?」と思う方もいらっしゃるでしょうが...そう、これはマーケティングの本でなくて、自己啓発書ですから。
また、ブランディングについても各ブランド論で書いてあることを個人向けに直したといったところでしょうか。

要約すると、
・マーケティングやブランディングを自分自身に行いましょう、そうすればハッピー
・ターゲットを絞りましょう。「建築家」でなく「エコロジーに配慮した、木材住宅の専門家」といったように自分を定義する。
・名刺やホームページといったところでブランドを高めましょう

といったところでしょうか。
あれ?

・セグメント化してアピールポイントを明確化する
・マーケティングはセールスを不要にする
・ブランド化にコストをかけることは、長期的に見れば、費用に見合う

って、別にパーソナルブランディングでもなんでもないような...まぁ、こういったことの入門書にはいいかもしれません。
やっぱり、ブランド関係の本というより、自己啓発書なんですよね。
posted by 山崎 真司 at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発

2007年09月27日

1分間マネージャー

ケネス・ブランチャード、スペンサー・ジョンソン著
ダイアモンド社 1165円(税別)
初版: 1983年2月

内容:
経営コンサルタントのケネス・ブランチャードと、医学博士で心理学にも詳しいスペンサー・ジョンソンの本です。ちなみにスペンサー・ジョンソンといえば、有名な「チーズはどこへ消えた?」を書いた人です。
内容は少しだけ物語風で、ある若者が「すぐれたマネージャーになるには」ということを知るために、あるマネージャーを尋ねて、そこで単純な3つの方法

・1分間目標設定
・1分間称賛法
・1分間叱責法

からなるマネージメント手法を教えてもらうという話です。


感想:
実は再読です。3回目くらい? すぐ読める本ですし、ポイントなる部分も非常に分かりやすく書いてあります。
以前の感想でも書いていますが、基本的にはMBOのような目標管理の改善方法となります。

ポイントとしては、まず1分間目標設定では、目標の詳細化・具体化とすり合わせをします。通常のMBOは、評価のために行っていたり、上の方が抽象的な目標設定を行って、下に落ちるほど具体化する(つまり下の階層の人が具体化案を出す)といった程度で使っていますが、この1分間目標設定ではマネージャーと整合を取って互いに具体的な目標を認識するといったことを行います。
また、1分間称賛と、1分間叱責では、短いサイクルでのフィードバック(即時のフィードバック)、そして叱る時は人でなく行動に焦点をあわせるということを述べています。叱責については、まぁ当たり前ですね。
また、これを読んで思ったのは、短いフィードバックを繰り返すことが大事ということでしょうか。目標の詳細化と共有をしっかりして、目標と現在値のフィードバックを細かく行うということは、実際にはあまり行われていない気がしています。
え?週報とか、課会があるって?これまで見たものは、ルーチンやトラブルといった優先度の高い問題(そしてしばしば重要度が低い)にフォーカスしていることが多い気がしてます。もしくはMBOでの詳細化が粗すぎるのかも...
 
posted by 山崎 真司 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発