寺田昌嗣著
PHP研究所 1100円(税別)
初版: 2008年8月
ポイントとしては本の背景はアドラーの「本を読む本」と同様に、読書にはTPOというものがあるということをベースに、それでは速く読む時にはどうするか、という技術的なものを述べた本です。
まずこの本の主張のポイントとしては、まずはこの読書のTPOについてです。読書には時間、目的、状況に応じて読書をするということを述べています。またタイトル的には一見、”速読≒多読”を進めていそうなのですが、実際には著者は”速読も遅読も”必要という立場で、意外と遅読の重要性についての強調もしています。
実際に速読については練習問題などもあり、何かしら気づきがあるかもしれません。この本を読んで”速読できるようになる”のかはよく分かりませんが、ある程度読書習慣がある人でも何がしかの気づきがあるのではないでしょうか。
他人の感想を読んで:
この本がコンビニにあるとは恐ろしいことです。ちなみに1ヶ月100冊読むより1冊を定着ということは大いに同意です。ちなみに私が最近読書傾向を変えたのはこの本を読んだ影響です。
http://blog.livedoor.jp/sakusakupocky/archives/50269774.html
1.本から学びたいことを目的として設定し、
2.その目的を達成するために本を「使う」
ことだと理解しました。表現としては「読む」じゃなくて「使う」の方が近い気がしました。
「読む」って考えるとついつい「読んじゃう」ので。「使う」と思っていた方がより読書に対する態度がぶれないかと。
これは真実だと思いますが。読書家には悲しい結末ですね。情報氾濫なのか、マーケティングの時代のせいなのか、読書の悲しい本質がバレてしまったということでしょうか。
もちろん、”No book, No Life.”というモットーを持つ人には、人生の一冊に注力しないといけないという免罪符(?)がありますが。
http://d.hatena.ne.jp/pyon3/20080926
あくまで、自分にとって相応しい内容かどうか考えてから本を選ぶ。
それが「フォーカス・リーディング」の第一歩のようですよ。
あれ?寺田氏の本のポイントは体育会系の練習法でしたよね?僕も含めて、他の方もTPOについてより強い印象を持っていますね。このTPO論はアドラー本と同じ主張をしてるだけだったのですが...それを寺田氏が速読を媒介に布教(←ちょっと言葉が悪い)しているといった構造がありそうです。
