2012年に読んだ本のベスト10を書いていますが、今更完成しました(w
というわけで、トップ3の発表です。
1.貧乏人の経済学
感想はこちらに書きました。
2.ポストヒューマン誕生
最近、Googleに入社したとかで評判だった、レイ・カーツワイルの未来予測の本です。アメリカのテクノロジストらしいオプティミズムにまみれたSFチックな未来ですが、大学時代にリチャード・ストールマンの思想にかぶれていた、西海岸の思想にまみれた私にはぴったりでした。
この本は、10年でコンピュータの性能が100倍から1000倍になるということをベースに考えて、コンピュータの計算能力が全人類の計算能力を超える点の予測などをしています。そしてこの本は、こういった未来をGNR(遺伝子工学、ナノ・テクノロジー、ロボット工学)の3つのキーワードから語っています。
これまでにも多くの未来予測の本を読みましたが、技術の加速性を考慮しないといけないということを思い知らされる一冊でした。あらゆる人におすすめの一冊です。もしかすると、人生観が変わる一冊かもしれないです。
3.最底辺の10億人
現在、地球は、これまでトップを走っていた先進国、そこに急速に近づいている中堅の国(中国、インド、ブラジル、東南アジア各国など)、そして急激に置いていかれているアフリカのサブサハラ(サハラ以南)を中心として貧困国といったように大きく3つの地域にわかれています。
そのBOP(ピラミッドの底辺)としばしば書かれる最底辺の10億人が、そこから脱出するために必要なものが何か、そして足りないもの(例えば港へのアクセスやガバナンス)や余分なもの(紛争を生む天然資源など)について語っています。
先進国に住んでいる私達は「何をすべきか」、これを答えるためには妄想や自分の信条でなく、正しい知識から導き出したいと思います。ちなみに著者のポール・コリアーはジェフリー・サックスと同じく世界銀行系の人なので、私は読んでいて違和感があまりありませんでした。
なお、2012年に読んで面白かった10冊というのをKo's styleさんがまとめています。
こちらの記事の下に他の方の10冊もまとまっていますので、ご確認してみてはいかがでしょうか?
2013年01月29日
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