2012年11月24日

レクサスとオリーブの木



”フラット化する世界”や”グリーン革命”で有名なトーマス・フリードマンの出世作です。そういえば、最近また”かつての超大国アメリカ”という新作も出ましたね。こちらは購入しましたが、未読です。




この”レクサスとオリーブの木”というのは1999年の作品で、ここから”フラット化する世界”へつながる背景が書かれているというものです。ここでのレクサスはグローバル化の象徴、オリーブの木は伝統的なローカルの象徴です。

この本では、「あらゆる国が”黄金の拘束服”を着てグローバル化に進まなければならない」ということが繰り返し語られます。そして、このグローバル化の行末には「勝者総取り」のような世界が待っているが、我々にはそれを止める術がないということを述べています。

この背景としては、冷戦時代には米ソ2大国がドミノ理論という1つの国が共産主義(資本主義)になればそこから近隣諸国が次々と共産主義になっていくという理論の下に、様々な国を援助していたものが、現在はそのような経済の”ゲタ”(やある種の囲い込み)がなくなってしまい自由な競争になってしまったからというものです。

この本はこのような”黄金の拘束服”を着てグローバル化の波に乗るためには、ある程度の条件が必要ということを述べています。それは、社長や官僚が横領などをしないということや、インサイダー取引が行われていないということがないと、海外からの投資が逃げてしまうということです。先進国の次は東南アジア諸国の第2グループが賃金の安さなどを活かして急速にトップへ近づいてくると考えられていますが、例えば東南アジアの多くの国では外国人には値段をふっかけるということは現在も行われています。このようなリテラシーは最終的には海外からの投資を最大化しないということはありそうなことです。


この本は今から13年前の本ですが、この本で語られていることは現在進行形で進んでいます。そこから急速にフラット化しているのかというとそれほどではないと思うのですが、それでもこの本の射程はまだまだ有効だと思います。


もし、フラット化する世界を読んでない方がいらっしゃれば是非とも読んで下さい。そして、わたしたちは6年後の世界に住んでいるのです...




ワークシフトはとても興奮させられる一冊でした。特にサラリーマンの方はこちらも是非どうぞ。

posted by 山崎 真司 at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | その他、ビジネス書
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