2007年10月14日

プロフェッショナル・マネージャー

ハロルド・ジェニーン、アルヴィン・モスコー著
プレジデント社 1333円(税別)
初版: 2004年5月(改装版)

内容:
「58四半期連続増益の男」元ITTの社長兼CEOハロルド・ジェニーンの経営論です。中小企業でも58四半期というのは尋常じゃないのですが、ITTは世界で10本の指に入る企業群(コングロマリット)でしたので、その結果は半端ではないでしょう。
内容ですが経営者がどうあるべきか、経営とはどういうことか、マネージャーの役割とは何かということを述べています。ミドル・マネージャー向きっぽいタイトルですが、実際には経営トップがどうあるべきか、といった本です。元々は1984年に出版された本です。


感想:
数回読んでたのですが、久々に読み直しです。以前は本に線を引いたり、書き込むという習慣がなかったので記憶(と読書ノート)が頼りだったのですが、今回からは直接書き込みです。

ちなみにこの本はマネージメントをすることに興味を持った人に超オススメの一冊となっております。もちろん、私は実践できていないことだらけなのですが...
気になったポイントを何点か挙げると


”人びとが意思決定を誤るのは、その決定が、入手した事実についての不適切な知識に基づいたものである場合が最も多い。”

事実の例とて文中に挙げられているものは以下の4点。ただし、これが全てとは書いていません。

”表面的な事実(一見事実とみえる事柄)”
”仮定的事実(事実と見なされていること)”
”報告された事実(事実として報告されたこと)”
”希望的事実(願わくば事実であってほしい事柄)”

たしかに、仕事の上で他者からもたらされた”報告された事実”や”希望的事実”といったものを、そのまま事実として誰かに伝えてしまうことがあります。これ自体はまだいいのですが(例えばお客さんに「**と言ってましたが、どうでしょうか?」なんていえない)、報告する際に頭にちょっとひかっかった事実を、詳細な分析するのが面倒でそのままスルーしてしまうといったことはしばしばやちゃっています。


”「経営者は経営しなくてはならぬ」とは、そうした結果を挙げなくてはならぬということだ。”

これは、どんなことをしても結果を挙げないといけないということです。つまり、「客の予算が来年度にずれたから」とか、「製品の欠陥が見つかったから」とか、でなく、結果をあげないといけないということです。「別の顧客にアプローチしておく」でも、「もっと顧客と会話しておいて予算がズレそうという事前にキャッチして、対策をしておく」でも、なんでもいいのですが。ともかく、「言われたことはやっていたから、私のせいではありません」的な態度では駄目、ということです......猛省中です。


”4という数字に彼がぶつかったと仮定しよう。その4を分析した結果、それは2+2あるいは3+1を表しているのではないことを発見するかもしれない。”(以下略)

会社の数字は足し算や掛け算の組み合わせで出来てますので、もっともっと踏み込んで考えるとそいったものが出てくるということです。当然、会社ではいろんな数字を見ているんですが、やっぱり数字の背後のものを仮定しながら読み解くといったことはほとんど出来ていません... T_T)
 
posted by 山崎 真司 at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | その他、ビジネス書
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