2011年09月09日

サイキック・ツーリスト

サイキック・ツーリスト 霊能者・超能力者・占い師のみなさん、未来が見えるって本当ですか?
ウィリアム・リトル
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サイキックとありますが、占い師や超能力者といったあたり全般を指しています。つまり、”自分には他の人にはない能力がある”と称している人たちのことです。


この本は著者が姉になにげなくプレゼントしたバースカード(占い師が書いたカード?)に「水害で死ぬ」ということで、その姉のおそれを取り除くためにイギリスやアメリカ中を旅行して、果たしてこういった”超能力者はあるのか?”を探します。


様々な能力者にあったり、セミナーに出たりして果たして、それらが”本物”なのかをたしかめようとします。一方で反サイキック勢力の人にも会いにいくことで、双方の意見を聞きます。有名な心理学者のリチャード・ワイズマンや、あの”利己的な遺伝子”の著者で疑似科学との戦いの大御所リチャード・ドーキンスのもとにも訪れています。


この本は、”サイキックがいるかいないか”を述べている本ではありませんが、残念ながらこの本の範囲ではサイキック側にはいささか分がわるい結果になっています(まぁ、正確に書いたらそうなるでしょう)。

多くの”超能力がある”という有名な論文もデータの改竄やデータの選び出しがおこなわれていると言われており、そのため追試をきちんとやった人たちは同じ結果が得られていませんし。この本の中で出てきた有名なサイキックはテレビで見ず知らずの人の属性など不自然なほどよく当てたのですが、これは予言を外した場面を放送しないからだし、...といった具合です。


ちなみに、この本の著者はかなりサイキックに対しても友好的に述べています。しかし、結果はサイキックを支持する理由がないというかんじです。もっとも、サイキック支持派やスピリチュアル好きは、こういった本をそもそも読まないと思いますが。
posted by 山崎 真司 at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | その他、一般
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