2011年08月01日

怠けてなんかない! ディスレクシア-読む・書く・記憶するのが困難なLDの子どもたち



トム・クルーズで有名な(?)ディスレクシア(読字障害)についての本です。アスペルガー症候群やADHDなどの本は読んだことがあるのですが、このディスレクシアもなかなかに厳しいものです。

通常の発達障害と違って、文字の読み書きのみで問題があるので、人一倍勉強しても、「怠けてる」、「まじめにやらない」とみなされることが多いようです。また、完全にできないのでなく、困難なだけなことも多いので、1つの漢字を何千回も書いて覚えたり、そしてそれでも間違えたりといったことがあります。また小学校の国語の時間に教科書を読まされるので、教科書を丸暗記したりといった努力をしていたりします。しかし、その上でも学校の先生に「やる気がない」や「もっとしっかりやれ」といった指導(?)を受けたりします。

この本はそのようなディスレクシアを本人へのインタビュー、家族へのインタビュー、教育機関などへのインタビューと3つの視点で書いています。どこを読んでも一番の感想としては、このディスレクシアがもっと知られていればここまでひどくなかったのにということです。また、先生などが、「教育のプロ」である前提が間違っているということを思い知らされます。
(ちなみにどのプロもそうですが、それらのプロはお金をもらっていることと、それまでの経験があったことに対して知識を持っているということのみを意味して、新しいことに対して理解力があることとは全く別)


もし、文字の読み書きが困難な子供(や大人)が周りにいたら、一度この本を読んでみてください。
posted by 山崎 真司 at 12:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 社会一般
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