2011年07月12日

ネオコンの論理

ネオコンの論理
ネオコンの論理
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ロバート・ケーガン
光文社
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9.11後に書かれたアメリカとヨーロッパの軍事観をアメリカ視点から書いた物です。

原題は、of paradise and power(楽園と力について)です。我々日本人が信奉するソフトパワーに対してのハードパワーについての本といったものです。

ヨーロッパがカント的な世界観(永遠平和のために)を持っているのに対して、アメリカはホッブスのいうリビアタンとして(つまり外部の権力者として)あろうということが、2つのエリアの軍事観を分けているという主張です。

そして、力を持つものは、それぞれの状況に応じて違う見方をするということになります。つまり、地域紛争を、「対話で解決すべきもの」とみなすか、「危機とみなすか」といった見方そのものもかわってきます。

このような世界観の違いはまた、国際問題での関わり方や、軍備にももちろん影響をしていきます。最近はアメリカのドクトリンは変わってきたかもしれませんが、もともとは2つの地域で同時に戦争を出来るだけの軍備というまさにリビアタンとしての軍事力とアメリカは担ってきたということなのです。
posted by 山崎 真司 at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦略論
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