2010年03月18日

その科学が成功を決める

リチャード・ワイズマン著
文藝春秋 1619円(税別)
初版: 2010年1月

 


心理学者である著者が知人から「心理学的な根拠のある自己啓発の方法はあるのか」と聞かれ、手っ取り早く”自己啓発”を説明するという本です。知人に「1分くらいで」、と言われた著者は”59 seconds”という原題をつけました。

 
この本も”運のいい人、悪い人”と同様に”根拠のある”理論をベースにした自己啓発本です。いや、逆に反自己啓発本と言えるかもしれません。


例えばブレーンストーミングについてです。たしかに一人で考えるよりもブレーンストーミングをした方が良いアイデアがでるのは間違いないです。でも、ある種のプレッシャーと共に各個人がアイデアを出しあった方がより良いアイデアが出るかもしれないという可能性はありそうです。アイデア出しのツールを用意して(例えばかけあわせる、とか足すとかいうカードを配る)、あとで全員のアイデアを足した方がいいというのは、かなりありそうな話です。


また、アクティブリスニングについては、円満な夫婦とアクティブリスニングについては関係がないという研究があります。実際には、適切なだけのデータなのかの検討の余地はありますが。ただし、実際に常識で考えると、アクティブリスニングが現実的な手法なのかという問題があります。たしかに一部のカウンセラーならあるかもしれませんが、現実的な手法としてアクティブリスニングというのはあるのかということがあります。

 


自己啓発好きには超オススメです。絶対にこれがネタ本になった二次創作がいっぱいでると思います。


それにしてもタイトルや表紙が、”その数学が戦略を決める”、”数学で犯罪を解決する”とそっくりなのは残念です。原題の"59 seconds"でよかったのに..

 
 
他の人の感想を読んで:
http://d.hatena.ne.jp/founder/20100210/1265759432
 
本のまとめはここに綺麗にまとまってます:-) こちらを読んでください。
 
ワイズマン面白いっす。ちなみに他に”Qのしっぽはどっち向き?”も面白かったです。
posted by 山崎 真司 at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発
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