2010年02月23日

100のキーワードで学ぶ コーチング講座

原口佳典著
創元社 1800円(税別)
初版: 2010年1月

 
 

 


 

この本は某メーリングリストでいただいた本です。タイトルの通り、100のキーワードでコーチングというものを語っている本です。1つのキーワードについては4ページ前後で書いています。
 
この本ではコーチングを体系的に説明している本ではなく、各々のキーワードを通して”コーチングマインド”を感じさせるものです。”コーチングマインド”というのは、コーチが持つべき考え方とでもいうものです。
 
キーワードで語るというスタイルは好き好きがあるでしょうが、そもそもコーチングって何、コーチングの技法を体系的に学びたい、という方には向いていないかもしれません。(そもそも、コーチングに体系的な技法があるのか知りませんが...) ちなみに私はキーワードで語るスタイルの本は好きです :-)


それぞれのキーワードについては、有名な心理学者や社会学者などの言葉や概念なども載せられておりコンパクトにまとまっている印象ですが、ところどころにどこかのコーチの成功例がキーワードに絡めて書いてあり、残念ながらこれが鼻につく記載でした。

 


面白かったキーワードと、著者がキーワードごとにつけている”ひと言サマリー”をいくつか上げると

 

・沈黙を守る
沈黙は考える時間。それはクライアントに気づきを運ぶ、コーチングの祝福を受けた幸せな時間です。

・体験談を話す/シェアする
クライアントの語りを引き出すために、コーチは自分の物語を語ります。

 ・数値にする
数値にすることは、クライアントの判断を冷静にし、現状や行動を具体的にする第一歩でもあります。

・タイムマネジメント/時間
コーチはクライアントが主体的に時間を使えるように、クライアントのタイムマネジメントを意識化します。

といったところでしょうか。すべて、ポイントはクライアントから引き出すためにという視点からこれらを眺め・分析することだと思います。
また、この本は最後の参考文献には広範なジャンルにおいて興味深い本が並んでおり、著者の広さを感じました。


全体としては軽い本で、パパっと読める、コーチングマインド醸成本といったところなのでしょうか。

posted by 山崎 真司 at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション、交渉術
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