自称、ビジネス書読みなので、一応ビジネス書をあげておきます:-)
テクノロジーの進化によって、できるようになったフリー(無料)を軸にしたマーケティングやビジネスモデルを様々語っています。
2.歴史はべき乗則で動く マーク・ブキャナン
3.磁力と重力の発見 山本義隆
4.種の起源 チャールズ・ダーウィン
5.言語を生み出す本能 スティーブン・ピンカー
ピンカーが、人間の言語というのは生得的なものであるということを述べたものです。また、サピア・ウォーフ仮説という「言語が思考を規定する」を批判しています。これは、ウォーフが述べているホピ族の話などを批判しています。
進化心理学的解釈には、論証がないといって批判されることもあるようですが、この本は多くの本で参照されている本であり一読の価値があると思います。
6.服従の心理
ミルグラムは入念かつ奇抜な実験計画を行うことで、人間の心理を暴くというタイプの心理学者だと思いますが。この服従の心理は、見事な実験計画によって、”服従”というものが人間にどういった影響があるのかを明らかにしています。
これぞ科学といった見事な心理実験が、綿密に書かれた良著と思いました。
7.単純な脳、複雑な私
最近、脳科学という言葉が濫用されており、胡散臭い本も多いですが、この本は科学の範囲内できっちりと”今の”脳科学をやさしく説明しています。
8.ブラックスワン
”まぐれ”で知られるナシーム・タレブの本で、大枠は”まぐれ”と同じような主張となります。偶然というものをいっしょくたに捉えることなく、個別に考える、また帰納の問題について考えさせられる非常に刺激的な一冊でした。
9.生命とは何か?
本当に優れた科学者というのは、どんなものを対象にしても鋭い洞察をするということを思い知らされました。
雑リンク
http://med-legend.com/mt/archives/2005/07/post_607.html
10.カリスマ入門
ビジネス書というのは、既存にあるそれっぽいものを理論化(カテゴリ分け)して分かりやすくすることで成り立っています。もちろん、このような理論化はいくらでも出来るわけではありませんし、有用な理論化と役に立たない理論化があります。
このカリスマ入門は、ビジネス書でなくカリスマを理論化した本であり、ビジネス書として読むならばどのように理論化を行えばいいのかの好例です^^;;;;
これを読むと、芸能人の発言が楽しめるようになります。
この他に、福岡伸一さんの「生物と無生物のあいだ」とキース・デブリン「数学で犯罪を解決する」が選外でした。
「数学で犯罪を解決する」はNumb3rsというドラマの解説本といったもので、スティーブン・レヴィットの”ヤバい経済学”や”その数学が戦略を決める”が好きな方にはオススメです。また、ドラマのNumb3rsも数学や応用物理好きにはオススメの一本です。