2009年11月16日

科学革命の構造

トーマス・クーン著
みすず書房 2600円(税別)
初版: 1971年3月

 


 

パラダイムというと、ジョエル・バーカーの”パラダイムの魔力”が思い出されます。私が初めて読んだビジネス書で、しかも初めてカブった(既に買ったのに2冊目買った)ビジネス書でもあります。
 

 
この”科学革命の構造”はパラダイムというものを初めて提唱したもので、パラダイムというのをある科学者集団の中の思考のフレームワークとして定義しています。このパラダイムという言葉を軸に、研究の進歩が斬新的なものと革命的なものがあることや、科学の進歩について述べています。


この本を読んでいると、科学革命ともいえるような事象の前には臨界点に達した状態にあることが述べられています。このことは漠然と分かっていましたが、この本では納得のいくストーリーとして語られています。

ちなみに、この本について友人たちと話していた際に研究者集団というのは分野によって様々で、この本から受ける印象が違ったのが興味深かったです。


なお、あちこちで書かれていることですが、この本は研究に入る前の学部生にこそ読んで欲しい一冊と思いました。

posted by 山崎 真司 at 22:14| Comment(1) | TrackBack(0) | その他、一般
この記事へのコメント
オツカレサマでした。

パラダイム論争について調べてみて、
なにやら言い訳感のある補章も論争の経緯を知って納得。

意見交換と言われて行ってみたら、
反対派に囲まれての批判と罵倒。。。
(ポパーは公平だったみたいですけど)

その後の誤解や歪曲による批判に苛立ち辟易しながらも、
よくも客観性を持ちえたものだと、
発想や理論だけでなくその忍耐力も脱帽


無念が晴れてよかったものだと
いささか感傷気味になっていたり。。。(笑)
Posted by りべっと at 2009年11月17日 20:08
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