2009年07月18日

新・資本論 僕はお金の正体がわかった


 

堀江貴文著
宝島社新書 648円(税別)
初版: 2009年7月


わざわざ語る必要もないほど有名な”ホリエモン”こと堀江貴文氏の対談本です。

タイトルは「新・資本論」でサブタイトルは「僕はお金の正体がわかった」とかなり興味深いです。


ただし、世代が近い(というか同い歳?)ためか堀江氏の考え方がとても近いためか、かなりフォントの大きい対談本で正直分量が少ないためか、それほど新しい考え方がないのが残念でした。


ポイントとしては、

1.お金ではなく信用が大事ということ
2.お金をためることが目的になってはいけない(ただし、億単位の金額なら意味がある)
3.政治について

といったところでしょうか。
1.については、今の日本なら切り詰めれば食っていくことは可能なんだから、多少の金にこだわるよりも信頼を得ることに集中すべき、といったことです。
2.については1の補足ですが、お金については一定金額を超えてくるとお金は力を持ちますが、たとえば1千万の貯金があったからといってあまり意味はないといったことです。
3.については今の政治は、(上の世代の)既得権益の構造の中にあるということの指摘と、ベーシックインカムのメリットについてです。たしかにベーシックインカムがあれば、生きていくことは困らないので「とりあえず起業」といったことができますし、日本の国際競争力に対して有利でしょう。


一瞬で読めたのですが、自分の考え方を強化こそすれ、あまり自分を否定されなかったり、新しい知見がなかったのが残念です。

 
ちょっと起業したくなりましたが....
posted by 山崎 真司 at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | その他、ビジネス書
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