2009年04月09日

心の動きが手にとるようにわかるNLP理論

千葉英介著
明日香出版社 1800円(税別)
初版: 2003年10月

いつの間にか人の心に入り込み、
納得させ、説得し、
協力者をつくる。
NLPの基本がよくわかる!

という本だそうです。
NLP(神経言語プログラミング)という名前は非常によく聞くのですが、どういうものか分からなかったので読んでみました。

結論から言うと、NLPというのはポップ心理学【ライトで大衆向けの心理学(っぽいもの)】でしょうか。
ニューロとか、脳科学とか、言語学からのフィードバックといったものを期待して読んでいたのですが、期待が大きすぎました。
いわばNLPの名前勝ちでしょうか。

コミュニケーション方法として、”ラポール”(場を和ませる)、”ペーシング”(相手のペースで話す)や”ミラーリング”(相手と同じようなしぐさをする)、
また、モチベーションや問題解決手法として、”リフレーム”(そもそも部分を変える)や”チャンキング”(目標を細かくする)
といった普通によく言われているものいろいろ集めたといった感じでしょうか。

読んでいて、すぐに使える小ネタ集といった感じがしました。


この本ではこのような小ネタだけでなく、”メタモデル”という概念についても若干触れられていますが、これも風呂敷を広げている割には消化不足な感が私にはしました。


他の方の書評を読んで:

http://www.ringolab.com/note/daiya/2003/12/nlp.html
本の説明がうまくまとまっていると思います。

ただ、私がごきぶりポーカーをやってる時に相手の目を見ててもぜんぜん分かりませんでした。
NLPの達人とごきぶりポーカーをやってみたいものです:-)


http://blog.yhasegawa.biz/archives/2007/01/03091328.php

本書で書かれている内容のポイントは『いかにうまく伝えるか』だと思います。

うまく伝えるために、相手を知り、それにあわせることで、
コミュニケーションを向上させていく。

まさにこのとおりだと思いました。”心の動きが手にとるようにわかる”や”神経言語プログラミング”という大層な宣伝文句がありますが、
”分かりやすく話す本”くらいがいいタイトルですよね...

つまり、”NLP”は”心理学”でなく、”コミュニケーション技法”というくらいに捉えておくとちょうどいいかもしれないと思いました。
ここを私は読み違えていました。

posted by 山崎 真司 at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション、交渉術
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