電撃文庫
初版: 1998年2月
知人に勧められて読んでみました。読む前は口ぶりからメタフィクションっぽいものを想像いていたのですが。実際には、そうではないです。
ジャンルとしては、”少し不思議”系のSFでしょうか。ライトSF?
以下ネタバレっぽくなるかもしれません。
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ポイントは各章ごとに視点が移動することでしょうか。1つの事件を複数の視点から捉えていって、エンディン
スクリューの羽根をイメージしてもらって、それぞれ外から中にねじれながら(そして他の羽根とからまりながら)進んでいく。
ただし、どの羽根も中心まではいかない、といった感じです。1章ごとのが、この羽根になっていてストーリーが進み、最後の1枚の羽根になるとスクリュー(=ストーリー)の全体を現すといった構造でしょうか。
ちなみに、この本を薦めてくれた人は、本を”ビジュアル的にイメージして読んでいく”タイプの人ということでしたが、私は全くそういうタイプではありません(うすうす気づいてましたが)。
私もそうなのですが、私の知人(最も仲の良い人の一人)で多読家の人(大学の先輩?向こうが中学時代から知ってますが)も、読んだ後の小説の筋とかを相当忘れてる派なのです。
二人とも、ビジュアルイメージをきっちり持ちながら読むか、抽象的なもの(それはそういうもの)として読むかの違いなのかもしれないなー、と少し思いました。
この調子でホロとかハルヒとかシャナとかドクロちゃんとか出てくる方の定番品もよろしくです〜
思春期にして成長期にあった僕に少なからず影響を与えてます。
ライトノベルに影響されすぎてどうするんだ、とも思いますがw
私も実は、読んでいる途中です(笑)。
東浩樹が、いろんなところで彼を紹介していたのが、読むきっかけです。
今、別のライトノベル作家の作品を手にしていますが、意外と面白いものがありますね。
初版1998年の本が中学生ですか...ヤレヤレ..
とか思いましたよ!!まぁ、でも影響されるってのは、若い頃読んだ本の方が影響されますからねー。
ラノベだろうが、純文学だろうが、”そのまま”影響されるか、”そこから”(その先を)影響されるかによるとは思いますが...
なつおさん:
同じ方からの影響ですね^^;; 東浩紀さんって誰ですか?...(ググッ→ウィキッ)...ふむふむ。
結果→よく判りませんでした。
ライトノベルですが、”面白いが正義”なのでいいのではないかな、とは思います。でも、超ラノベを読んでるところを人には見られたくないです...ドクロちゃんとかW
ぶっちゃけ文学といわれるものでも、ライトノベルでも線は引けないですもんね。個人的にはイラストが本に載ってるのは勘弁してほしいんですが...漫画は漫画、小説は小説として消費したいお年ごろなんですよね。
あ、でも、最近、集英社が表紙を有名漫画家に描かせて小説をいっぱい売ってるのを見ると、アレもありなのかな...
えっと、アリですか? > だれか
安易で露骨な商売っ気が鼻につきますけど、作品自体は誰もが読んでおいて損はない文豪の代表作ばかりですし、きっかけなんて何だっていいので、表紙買いで読む機会が得られるのならそれはそれでまたいいことなんじゃないでしょうか。
ちなみに売れ行きですが(僕が見た限りでは)、他社の同一作品と比べてそんなに突き抜けてリードしていたってことはあまりないような気がします。
あんだけ平積みしてるんで、もっと売れてるかと思ってました。そんな程度なんですね。
ぼくも思わず”伊豆の踊り子”だけは買おうかな、とか思ったりしましたケド...
周りに聞くと、女性人には総じて受けが悪くて、一部の男性陣にオオウケでした.. > 伊豆の踊り子
そのうち、挿絵とかも描かれるに違いない...それはそれでありなのか....