2008年06月11日

白昼の死角

高木 彬光著
光文社文庫 1143円(税別)
初版: 2005年8月(元々は1960年)

 
いわゆる悪漢小説(ピカレスク小説)というジャンルの本でしょうか?実は、ピカレスク小説といったジャンルは小学校〜中学校の頃に読んだ”クラッシャー・ジョウ”シリーズと”クレイジー・リー”シリーズといった今は無き朝日ソノラマ文庫でしか読んだ記憶がありません...
悪漢小説といってもこの小説は海賊や怪盗の話でなく、詐欺師の話です。実話がベースになったもので、舞台は戦後直後の日本です。


詐欺師といっても、詐欺的行為も含めてともかくお金を稼ごうという男の話で、通常の企業がある枠(ルール)の中で行っていることを、ルール無用でお金儲けに走ったある企業の話と読むことができます。

実際に読むと、悪漢小説といっても、相手の心理を丁寧に読みながら、また法律の網の目の範囲から上手く抜け出さないように(実際には抜け出しているのですが、上手くつかまらないようにギリギリのラインで)慎重に詐欺を働くのは読んでいて爽快で(いいのか?)800ページ以上ある小説なのですが、あっという間に読んでしまいました。
 
posted by 山崎 真司 at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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