2008年02月03日

石田三成

童門 冬二著
学陽書房 840円(税別)
初版: 2007年12月

内容:
私が歴史小説家として最も好きな童門 冬二の本です。この本は元々は別の出版社から1996年に単行本で出版されていたものです。内容はいわゆる歴史小説なのですが、よくある歴史小説のような「石田三成 全人生」といった本という感じでなく、いくつかのポイントを取り上げて、石田三成とはどういう人だったのか、というのを童門氏の解釈から書いてます。


感想:
石田三成といえば、一般的にはそれほど人気がないけど、武将ファンや戦国マニアはかなりの人気を誇る武将...でしょうか?某ホームページの人気ランキングで、大谷吉継が一位で二位が石田三成だったのを見て笑ってしまったことがあります:-)

この小説では有名な挿話もほとんど軽くスルーか、それ自体語られておらず、全体の流れもポイントのみピックアップして語られています。(例えば関が原の合戦についてほとんど何も書いてない)
小説としては...この歴史小説らしくないスタイル(有名なイベントをベースに話を組み立てていない)ことへの違和感ばかり感じてしまいました。これは、歴史小説なのか、エッセイ集なのか...
 
posted by 山崎 真司 at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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